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《四国第76番札所》金倉寺(香川県善通寺市金蔵寺町)

0《四国76番》金倉寺・仁王門(香川県善通寺市)

お四国のお寺は、日常のすぐそばにあります。
お四国の道は、生活のすぐそばにあります。
でもその八十八のお寺が結ぶループの世界は、
日常とは違う、別の場所にあるのです。



去年の春に、帰省した時のこと(…もう1年前になるのか)
ふと思い立ち、善通寺さんにお参りした後、
お四国のループにありがたくも引き戻されてしまって、
あと生きている間にせめて1回(できれば生きている間はずっと)
お四国を巡りたいと、
今度は無理をせず、ゆっくりじっくり時間をかけて巡ろうと
帰省の折に、実家近くのお四国のお寺にお参りにいくことにしました。

①JR金蔵寺駅(香川県善通寺市)

JRで金蔵寺(こんぞうじ)駅にやってまいりました。
今回は、76番・金倉寺(こんぞうじ)から77番・道隆寺(どうりゅうじ)へ歩くつもりで
やってきました。
そんなに長い距離ではないので、うちのおチビも一緒です。

②《四国76番》金倉寺へ100m(香川県善通寺市)

JR金蔵寺駅で下車し、駅横の踏切を渡ると
すぐに「金倉寺へ100m」の標識を発見できます。
なんだかすぐ着いちゃったな…と思いながら足を進めると

③《四国76番》金倉寺・仁王門

76番・金倉寺の山門に到着です。
おチビはお仁王さんが怖いとのこと。

④《四国76番》金倉寺・仁王門裏(香川県善通寺市)

山門の裏側。
巡礼を見守ってくださる大きなお草履です。

⑤《四国76番》金倉寺・大楠(香川県善通寺市)

山門をくぐると、大きい楠が繁っています。
善通寺さんの樹齢千数百年の大楠には及ばないですが、
それでも、ものすごく立派な楠です。

⑥《四国76番》金倉寺・鐘楼(香川県善通寺市)

なんだかスマートな鐘楼です。

⑦《四国76番》金倉寺・本堂(香川県善通寺市)

本堂です。

⑨《四国76番》金倉寺・ビンヅルさん(香川県善通寺市)

本堂の中にいらしたビンヅルさんです。
ビンヅルさんはお釈迦様のお弟子さんで、
博識で神通力にたけ、
ライオンのように雄弁な説法をすることから獅子吼第一
とよばれたお方です。
…と、それだけは聞きかじって知っていたのですが、
こちらの説明書きを読んでみると
お釈迦様一行があるところで食事に招かれた時のこと
ビンヅルさん以外の弟子たちは神通力をもってその地に向かったのですが
ビンヅルさんだけ、神通力で、その地を自分のところに寄せようとしたのだそうです。
それで、お釈迦様が「私の近くに寄ることは許さん!人々のために尽くせ!」と
お怒りになったのだそうです。
そんな訳あって、いまも本堂の片隅で、人々の病を癒しているとのことです。
優れた神通力の故でしょうかねえ…。
まあ、お釈迦様ほどのお方がそれくらいで怒らないと思いますが…。
いずれにせよ、そのおかげで、
撫で仏様として、人々のおそばにいてくださるというわけです。
本堂の奥の遠い向こうの仏様より、ずっと、近い存在ですよね。

⑩《四国76番》金倉寺・本堂(香川県善通寺市)

本堂の前に、大きな数珠玉が下げられていました。
お数珠をひいて、ぐるぐる回すと、願いが叶うのだそうです。

⑧《四国76番》金倉寺・大師堂(香川県善通寺市)

大師堂です。

⑪《四国76番》金倉寺・智証大師像

境内には入山大師像があります。
天台宗寺門派の宗祖である〈智証大師〉の像です。
〈智証大師〉は、比叡山に学び、
最澄・空海と並んで入唐八家(唐で密教を学んだ僧侶)に数えられ
天台宗寺門派を開かれたお方です。
比叡山に入山するには国家試験があって
年に二人しか合格しない難関の試験だったそうですが、
19歳で合格し、 比叡山に入山されたのだそうです。

金倉寺は〈智証大師〉のお祖父さんに当たる方が創建したお寺で、
〈智証大師〉のお生まれになったお寺でもあります。
ちなみに〈智証大師〉は、〈弘法大師〉の甥にあたるそうです。

小さな讃岐の中ほどにあるこの地から、
仏教を、いや、宇宙の真理を探求し、
その昔に唐に学び、その道を極め、
入滅後千年以上たってもなお人々の救いとなっている方が
お二人も出られたというのは、
この讃岐に生まれたこと自体がとてもありがたいものに思えてきます。

⑫《四国76番》金倉寺・境内

またまた、
金倉寺は、訶利帝母(かりていも=鬼子母神)の初めて出現したお寺だとか…
まことに失礼ながら…
〝出現〟という言葉に、若干の、いや、かなりの違和感を覚えます。
それはあくまで、伝説的な、信仰的なものであって…。
せめて〝祀っている〟とか、〝そういう伝承がある〟という表現にしていただかないと
現代社会にすれた私の心にはどうも受け付けられないものがあります。

境内で遊んでおられた智証大師の前に現れて、
仏道修行を守護すると約束された、という逸話が残っているのだそうです。
だから、訶利帝母の逸話の残る最古のお寺ということですよね。
なんだか面倒くさくて、すみません。

でも、お釈迦様やお釈迦様のお弟子さんの逸話も、弘法大師の伝説も、
後で人々が付け加えたものはたくさんあって
でも、それは、本当にそういう人がいて、
その人々の偉業ゆえに、そういう伝説がたくさん生まれたわけですけど、
なんだか、これはいただけないなあ、と思ってしまう自分です。

信仰は本物。
お寺やご本尊、お寺への参道、四国でいえばへんろ道も本物。
でも、伝説は伝説、伝承は伝承だと思います。

最近、寺社や古墳を巡っていて、つくづく思うのですが、
私は、宗教に興味があって、
何かの宗教宗派に属するべきだと思って、
その中でも、仏教、とりわけ浄土真宗に染まろう染まろうとしてきたのですけど、
本当は仏教とか、神道とか、何教の何派とか、
そういう形作られたものに、違和感があって、信仰しきれずにいたのですが
このお寺にきて、それが、はっきり分かりました。

私は、特定の宗教に興味があるのではなく、
人々の信仰による、その営みに興味があるのであって、
仏教とか、神道とか、何教の何派とか、そういう枠にとらわれず、
人々が、何か、並々ならぬものを感じ、信仰し、集い、
守り続けてきたものを追って、
その道の中で、琴線に触れる何かを大切にしていきたい、
と、そう思います。

⑬《四国76番》金倉寺・御朱印

とかいいながら、
しっかり、御朱印はいただきました。
仏教の本当の信仰者には失礼な言い方かもしれませんが、
正直いって、
御朱印は、神聖なチェックスタンプ、
巡礼は、神聖なスタンプラリーだと思っています。
私は、人生をかけて、このスタンプを集め続けたいのです。




■《四国第76番札所》宝幢院 金倉寺(ほうどういん こんぞうじ)

《山号》鶏足山(けいそくざん)

《宗派》天台寺門宗

《本尊》薬師如来

《創建》
宝亀5年(774年)〈和気道善(わけどうぜん)〉が建立。
〈和気道善〉は、天台宗寺門派の宗祖〈智証大師〉の祖父にあたります。
当寺は〈智証大師〉の誕生の地でもあります。
また〈智証大師〉は〈弘法大師〉の甥にあたります。
    
《参考》
・天台寺門宗別格本山 鶏足山 金倉寺 HP
四国八十八ヶ所霊場会公式HP(金倉寺)


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