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野田院古墳(香川県善通寺市)

0野田院古墳と讃岐の山々(香川県善通寺市)

3世紀後半。
古墳時代初期の讃岐に、
忽然と現れた偉大なる前方後円墳。
その墓所からは、
讃岐の国、瀬戸内の海、そして、海の向こうの地まで
眺望することができる
古墳ビューの中でも一押しの絶景です。



香川に帰省中
善通寺市一体に広がる有岡古墳群を探検するべく、
姉ファミリーに古墳巡りの旅に連れて行ってもらいました。
まず初めに向かったのは、野田院古墳です!

①大麻山キャンプ場(香川県善通寺市)

善通寺の市街地から
大麻山(おおさやま)山上へ、林道をくねくねと進み
大麻山キャンプ場まで上がって行きます。
このキャンプ場と隣接するように、野田院古墳があります。

②野田院古墳・展望台(香川県善通寺市)

駐車場に車をとめ、さっそく展望台にあがります。

③野田院古墳(香川県善通寺市)

なんたる絶景か!!
石で覆われた宇宙的な円墳部と瀬戸内の景色。
いままでいったことのある古墳の中で、
絶景中の絶景です。
なんせこの標高(約400m)ですからね!
讃岐の平野と、昔話ばりのポコポコ山と、
向こうには、瀬戸内の海までみえます!!
海をはさんで、岡山や広島までうっすらみえます。

④野田院古墳・壷形土器(香川県善通寺市)

この古墳は、円墳部のみが石で覆われているのが特徴です。
盛土の後で石を積んだ「積石塚(つみいしづか)」とよばれるスタイルです。
ちなみに「積石塚」は、全国的にみて珍しいスタイルで
香川・徳島付近で確認されているそうです。

積まれた石は、なにやら宇宙的な荘厳さを感じます。

また、円墳部中央に二基の竪穴式石室があります。

そして、壷形土器が囲むように配置されているのも特徴です。
ザッツ弥生土器!の壷がポコポコ並んでいます。
もともと、この土器は、朱く彩られていたようで、
やはり、魔除けの意味があったと思われます。
円筒埴輪のハシリですね。
そういえば、
古墳時代初期の前方後円墳・ホケノ山古墳(奈良県桜井市)でも、
石室の傍に壷型土器が納められていましたっけ。

⑤野田院古墳・イラスト説明版(香川県善通寺市)

古墳のぐるりに案内板があったのですが、
イラストだととても分かりやすいです。
なるほど、埋葬施設である円墳部を作業したり、
おそらく完成後に祭祀を行ったりするために、
方墳部が必要だったのですね。

それにしても、古墳時代初期に、
たかだか四国の讃岐(失礼。出身者なのでお許しを。)で、
しかも、こんな標高の高いところで、
これほど立派な前方後円墳が、作られていたとは、驚愕です。

最古の前方後円墳とよばれる、箸墓古墳(奈良県桜井市)
3世紀中~後頃に作られたとされていますから、
かなり早い段階で作られたということですよね。

しかも、前方後円墳は、大和王権独特の形状ともいわれていますから
こちらに埋葬された王は、
いちはやく大和と密接な繋がりをもった王だったのでしょうか、
それとも、大和王権から遣わされた者がこの地を治める王となったのでしょうか…
妄想はつきません。

有岡古墳群位置図

善通寺市には、大小400基もの古墳が確認されていて
その中でも、野田院古墳を皮切りとする有岡古墳群は、
同系の首長の墓と考えられています。
ちなみに、
前方後円墳5基(野田院、王墓山、磨臼山、鶴ヶ峰4号、丸山)
円墳1基(宮が尾)です。

さあ!続けて、有岡古墳群を巡っていきます!




■野田院古墳(のだのいんこふん)

《エリア》 有岡古墳群

《時 期》 3世紀後半

《形 状》 前方後円墳
       全長44.5m。
       後円部は、盛土の後に石を積んだ「積石塚(つみいしづか)」タイプ

《埋葬施設》円墳部に「竪穴式石室」が2基

《被葬者》 地域の首長(弘法大師の祖先にあたる豪族か?)

《出土品》 ガラス玉、鉄剣、土師器(はじき)など
       古墳の周囲から、壷形土器が多数出土。

《その他》  駐車場あり/眺望最高

《参 考》 
善通寺市HP(善通寺市デジタルミュージアム 野田院古墳(有岡古墳群))
善通寺市HP(善通寺市の古墳を訪ねて)

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