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御嶽神社(滋賀県東近江市)

⑨御岳神社・鳥居(滋賀県東近江市甲津畑町)

深い霧から現れ出たのは、
古代の神殿を彷彿とさせる白い社殿。
この世から、ずっとずっと遠いところにやってきた。
ここから先に道はない。
ここは、この世の果て。



①鹿の湯ホテル(三重県三重郡菰野町)

夏休みの旅行で三重県にやってまいりまして
宿泊いたしましたのがこちら。湯の山温泉の「鹿の湯ホテル」です。
湯の山温泉は、養老2年(718年)薬師如来のお告げで発見された温泉と言われていて
鹿が傷を癒したという伝説から別名「鹿の湯」とも言われています。
開湯が718年なので、来年2018年にはなんと開湯1300年になるんですね!
宿泊した「鹿の湯ホテル」さんは、とても綺麗で(入口の鹿の剥製には驚きましたが)
女将さんをはじめスタッフさんたちも、皆にこやかで
食事もおいしく、山のホテルは食事が残念と思っていた固定観念を思い切り覆してくれました。

①鹿の湯ホテル・真菰(三重県三重郡菰野町)

そして、何といっても、施設のそこかしこに飾られた〝真菰〟に、とても癒されました。
懐かしくも清浄な香りに心も体もキレイにしてもらったように思います。

御在所ロープウェイ「湯の山温泉駅」

さて一夜明けて、御在所ロープウェイの「湯の山温泉駅」にやってきました。
ロープウェイで鈴鹿山脈の主峰、御在所岳の頂上を目指すのです!
ロープウェイは随時出発しており、待ち時間もなくすぐに乗れましたが、
結構な速さでグングン進み、どんどん高い所に登っていて
高い所の苦手な私は、命が縮む思いでございました。
もちろん、今までだってロープウェイは乗ったことがあります。
でも、こんなに怖かったかなあと思うんです。
とにかく、高い。そして、乗車時間がけっこう長い。
スタートの湯の山温泉駅からゴールの山上公園駅まで約2km。標高差は約780m。
ちなみに、同乗のダンナさんと娘は平気どころか空中散歩を楽しんでおりました。
といっても、視界は最悪。
天気が良ければ富士山辺りまで見えるそうですが、今日は数m先も見えません。

御在所ロープウェイ・白い鉄塔

ゴールまで後少しという所で、霧の中から巨大な白い鉄塔が現れました。
こんな巨大な建物が、こんな足場があるんだかないんだか分からないような険しい場所に
建っているなんて、驚愕です。
ちなみに、鉄塔の建つ地点は標高約940m。鉄塔の高さは61m。
「ロープウェイの鉄塔」の中では〝日本一〟の高さなのだそうです。
正式名は「6号支柱」というのだそうです。
昭和34年(1959年)築で、建設当時は〝世界一〟だったとか。

④御在所ロープウェイ・山上公園駅出てすぐ(三重県三重郡菰野町)

さて、なんとか「山上公園駅」に到着いたしまして、
1kmほど先にあるという御嶽神社まで散策してみることにしました。

ちなみに、私は基本山登りはいたしません。
体力的な自信もないですし、そもそも山自体に興味がございません。
でも、霊場とあらば別です。
霊場を目指してわざわざ登山するほどのパワーはありませんが、
ここまで来ておいて、霊場を拝まないわけにはまいりません。
娘はぶうぶう文句を言っておりましたが、お付き合いいただきました。

我々が訪れたこの日は濃い霧が出て、けっこう不気味な感じが立ち込めていました。
きっと一人ならこの道を進む勇気はありませんでした。
そもそも一人であのロープウェイに乗れたかも疑問です。
ダンナさんと娘に感謝です。

⑤八大龍王(滋賀県東近江市甲津畑町)

御嶽神社への道すがら、「八大龍王」という鳥居を見つけました。
この石で造られているのは、筆…?ロウソクかな…?

ちなみに、この辺りにくると、三重県から滋賀県へ突入です。

⑥八大龍王・長者池(滋賀県東近江市甲津畑町)

進むと「長者池」という小さな池がありました。
明治時代、矢田甚太郎という人が、この池の畔で行をしたところ
人の病気を治す力を手に入れ、それで財をなした、という伝説があるそうです。

⑦長者池で泳ぐヤモリ?

池で、ヤモリでしょうかね? 気持ちよさそうに泳いでいました。

⑧御嶽神社・参道(滋賀県東近江市甲津畑町)

そして、霧の向こうに鳥居が見えてまいりました。
…すごい景色です。
私の心の故郷、青森は下北半島陸奥にある恐山の
硫黄の湯気がたちこめる、あの景色に匹敵するほどの妖しさです。
ここは、この世ではない場所。

⑨御岳神社・鳥居(滋賀県東近江市甲津畑町)

霧の中から浮かび上がる鳥居と社殿。

⑪御岳神社・本殿(滋賀県東近江市甲津畑町)

その白い壁は、古代ギリシアの神殿をも彷彿とさせます。

⑫御岳神社・由緒書(滋賀県東近江市甲津畑町)

こちらの社は、明治17年、御嶽教の行者である覚順が、
木曽の御嶽神社より祭神の分霊をここに移し、社を建立したことに始まるのだそうです。
ちなみに、現在の社殿は昭和39年に建てられたものとのことです

ご祭神は、御嶽山蔵王大権現と、不動明王です。
蔵王大権現とは、修験道の本尊です。
修験道は、山岳信仰や仏教を習合する日本独特の宗教です。
神道の形式をとっていますが、時代の流れでそうなっただけで
神道だの仏教だの、線引きせず
この大地の、この風の、この空のパワーを感じ、お祀りする場所
ということでいいのだと思います。

⑬御岳神社・観音堂(滋賀県東近江市甲津畑町)

境内に、観音様を祀っていると思われるお堂がございました。

⑭御岳神社・観音様・狛犬(滋賀県東近江市甲津畑町)

そして、その前には独特な狛犬が鎮座しておりました。
陶器で作られているのでしょうか?
大きな目に大きな花、沖縄のシーサーに近い感じがしますね。


昔、もう10年以上前になりますが、父が亡くなって、喪の世界を彷徨っていた頃、
現実世界からできる限り遠い場所、つまり、できる限り〝あの世〟に近い場所を
探していた時期がありました。
四国八十八ヶ所霊場に、青森県下北半島の恐山。

そして、時を経て今日また、この世から遠い場所にやって来ることができました。
これ以上先へ進めないこの地は、この世の果て。
あっちの世界に手が届きそうになる場所。
そして、また新たに生まれ直すことのできる場所。



■御嶽神社(おんたけじんじゃ)
《別名》
御嶽大権現(おんたけだいごんげん)
《創建》 
明治17年、御嶽教の行者である覚順が、
木曽の御嶽神社より祭神の分霊をここに移し、小社を建立したことに始まる。
《祭神》
・御嶽山蔵王大権現(ざおうだいごんげん)
・大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)
《参考》
御在所ロープウェイHP(山頂のご案内)

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