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《西国第13番札所》石山寺(滋賀県大津市石山寺)

《西国13番》石山寺

琵琶湖から流れ出る瀬田川岸の
巨岩、奇岩の上に建つ 古からの観音霊場。
中世 平安貴族がこぞって詣でたそのお寺は、
日本の誇る女流文学者を次々に生み出しました。



0石山寺付近のしじみご飯屋さん・

夏休みの宿題さながらに
夏に出かけた古墳や社寺の記録をつけておりますが、
八月、小雨そぼ降る中
美味しいしじみ飯を食べよう!という、義父母のお誘いで、
やってまいりましたのが、滋賀県大津市石山寺で、
お店の窓から見えますのが、なんと
京都の清水寺、奈良の長谷寺と並ぶ三大観音霊場の一
西国三十三ヶ所観音霊場は第13番札所石山寺。
ということで、
小雨のぱらつく中でしたが、参拝に行ってまいりました。

①《西国13番》石山寺・東大門(滋賀県大津市石山寺)

東大門。
堂々たる山門でございます。
鎌倉時代に建立されたものだそうです。

②《西国13番》石山寺・参道(滋賀県大津市石山寺)

門をくぐると長い参道が続いております。
ちょうど両脇に飾られておりますのは
「千日会」のお提灯。
「千日会」とは、一日の参詣が千日分の功徳をもつという
なんともありがたい日ということで、
参りましたのは8月8日。
翌日がちょうど千日会当日でございました。
功徳のおこぼれに預かれますでしょうか。
ちなみに、提灯の下にずらりと並ぶのは、
夕顔の鉢のようです。

《西国13番》石山寺・くぐり岩

入山料を支払って中に入るとすぐに、
岩の洞窟のようなものがありました。
なんと、この岩はぜんぶ大理石なんだそうです。
しかも、洞穴は、くぐり岩とよばれていて、
穴をくぐると願い事が叶うのだとか…。
雨降りですし、ツルンと滑っては元も子もないので、
大人らしく自粛いたしました。

④《西国13番》石山寺・手水舎(滋賀県大津市石山寺)

くぐり岩の前に手水舎があります。

⑤《西国13番》石山寺・階段(滋賀県大津市石山寺)

そして、階段をあがりますと…

⑥《西国13番》石山寺・境内(滋賀県大津市石山寺)

仏国土とはこのような世界なのかと思う
美しい景色が広がっております。
向こうに見えるのは、多宝塔です。

⑦《西国13番》石山寺・毘沙門堂(滋賀県大津市石山寺)

境内には、毘沙門堂や観音堂、お大師様のお堂もあります。

⑧《西国13番》石山寺・蓮如堂(滋賀県大津市石山寺)

こちらが、蓮如堂です。
なんと、蓮如上人のお母様は、石山観音の化身であった
という伝説があるんですって。
幼い蓮如上人が身にまとったという鹿の子絞りの小袖
が安置されているのだそうです。
しかも、このお堂は、珍しいお堂だそうで、
神事も仏事も行えるのだとか。

というのも、石山寺の境内一帯は
硅灰石(けいかいせき)という石の上にあり、
寺院創建以前より、その硅灰石をご神体として
人々崇められてきた神聖な場所でした。
そして、石山寺建立後においても、
その鎮守として、また、歴代天皇をお祀りする社として
三十八所権現社という社を境内に設け、
その拝殿として建立されたのが、この蓮如堂なのだそうです。

⑨《西国13番》石山寺・三十八社(滋賀県大津市石山寺)

こちらが、三十八所権現社です。
本堂の脇にあります。

⑪《西国13番》石山寺・硅灰岩(滋賀県大津市石山寺)

そして、こちらが硅灰石(けいかいせき)です。
国の天然記念物とされているそうです。

⑫《西国13番》石山寺・鐘楼(滋賀県大津市石山寺)

鐘楼です。

⑬《西国13番》石山寺・経蔵(滋賀県大津市石山寺)

経蔵です。
高床式の校倉造りになっています。
この経蔵の床の下には、
クッションのような形の石があります。
こちらに座れば安産になるのだとか。

石山寺・多宝塔

そして、多宝塔です。
方形と円形の二段構成に、優美な曲線の軒。
専門的なことは分かりませんが
絶妙な均衡を保つ美しい建物です。
それもそのはず、日本三大多宝塔に数えられ
最古最美の多宝塔として名高いのだそうです。
中には鎌倉時代の有名仏師・快慶の彫った
大日如来の像が安置されています。

⑮《西国13番》石山寺・境内から光堂(滋賀県大津市石山寺)

そして、寺院境内をぐるりと散策しておりましたら、
なんだあれは!!とにかく圧倒的な景色です。

⑯《西国13番》石山寺・光堂(滋賀県大津市石山寺)

光堂です。
こういう造りのことを〝懸造り(かけづくり)〟
というのだそうです。
崖の上に建物を建てる場合など、
長い柱と貫で固定して床下を支える方式です。
清水寺の舞台のアレと同じですよね。
岩上に建てられる石山寺の建造物には、この
〝懸造り〟が多用されているんですね。

ちなみに、こちらの光堂は
東レ株式会社が寄進されたのだそうです。
中には阿弥陀如来が鎮座されています。

⑰《西国13番》石山寺・紫式部像(滋賀県大津市石山寺)

光堂のすぐ下方に、
紫式部像がありました。

⑱《西国13番》石山寺・八大龍王(滋賀県大津市石山寺)

それから、いつしか道は
苔むす森の中へと続き、
ほの暗い池のほとりに出ました。
八大龍王社です。
雨乞いの神様ですね。
この池は龍穴とよばれていて、
ここで祈祷すれば必ず雨が降るのだとか。

石山寺・八大竜王社・御神木

むせ返るような緑の中に
神の姿さながらにたつ千年の杉の木です。

⑳《西国13番》石山寺・本堂裏(滋賀県大津市石山寺)

境内をぐるりと回ってきて
本堂の裏手に出ました。
懸造りですね。
太い柱が秩序正しく並んでいて、
力強くも繊細な美しさです。

㉑《西国13番》石山寺・本堂(滋賀県大津市石山寺)

本堂は、滋賀県最古の木造建築物だそうです。
本堂は一度焼失してしまったため
内陣は永長元年(1096年)で、
外陣の礼堂部分は、慶長7年(1602年)に、
淀殿の寄進によって再建されたのだそうです。
祀られるのは、如意輪観音。
日本三大観音に数えられる観音様で、
現世では、縁結び、安産、福徳をお守りくださり、
来世では、極楽往生へとお導きくださる
大慈大悲の観音様とのことでございます。

石山寺・紫式部

本堂の続きにあるお部屋に
紫式部がいらっしゃいました。
紫式部は、当寺山籠中に、
恋愛文学、永遠のベストセラー『源氏物語』を
思いついたのだそうです。

㉓《西国13番》石山寺・朱印(滋賀県大津市石山寺)

御朱印いただきました。


古から人々の信仰あつい観音霊場は、
荒々しい岩の寺であり、優れた建築の寺であり、
花と緑豊かな風光明媚な寺であり
平安貴族や女流文学者に愛された雅ない寺であり
名刹中の名刹というべきお寺でございました。
秋の名月、桜の季節に、また訪れてみたいものです。



■《西国第13番札所》石山寺(いしやまでら)
《山 号》 石光山
《宗 派》 東寺真言宗
《本 尊》 如意輪観世音菩薩
《創 建》 
天平19年(747年)聖武天皇の発願で、東大寺の別当・良弁が、
聖徳太子の念持仏である如意輪観音像を祀ったのに由来する。

聖武天皇が東大寺大仏のために黄金を求めていたところ
「近江の湖水の南に観音菩薩が現れるから、
そこへ行って祈るがよい」というお告げを聞いた良弁が
石山を訪れ、巨大な岩の上に聖徳太子の念持仏の
如意輪観音像を安置して祈ったところ、
二年後に陸奥国から黄金が産出されたのだそうです。
一方、如意輪観音像が岩山から離れなくなったことから
それを覆うようにお堂を建立したのが当寺の始まりだそうです。

《歴 史》
平安時代に貴族の間で、石山詣が流行し
『源氏物語』の紫式部、『蜻蛉日記』の藤原道綱母、
『更級日記』の菅原孝標女など、女流文学者に愛されました。
特に、紫式部は、石山寺参篭の折に『源氏物語』の着想を得たとされています。

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